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Adele / 19
UKの女性Pop Singer, Adeleのデビュー作。Album Titleにあるように、まだ19歳ながら、Song Writingまでこなす才媛である。この手のArtistとしてはAmy Winehouseが先に最高を収めているが、Adeleは同じようにストリート性を帯びながら、Amyほどやさぐれてなく(上品で)、Soundもフォーキーな感じだ。R&B, Jazzっぽさも加わっている。Piano, Guiterなど生楽器中心にゆったりとして落ち着いたアレンジのTrackが多い。ただ、このAlbumの主役はAdeleの唄。上手いだけでなく19歳とは思えない落ち着きと表現力があり、聴き入ってしまう。
Keith Sweat / Just Me
[Keith Sweat / Just Me] 最近は企画盤が続いたので6年ぶりとなるKeith Sweatのオリジナルアルバム。スロー中心に男女の間柄を歌い上げるというスタイルは変わるわけも無く、いつものKeith Worldが繰り広げられている。T-Painぽく声をいじったTrackがあったりして、少しはトレンドを意識しているようだが、あくまでも主役はKeithの唄。濃密なR&Bの世界に浸っていただきたい。
Nas / Nas
[Nas / Nas] 約1年半ぶりのNasの新作。今回もタイトル問題で物議を醸した結果、無題となった。今や闘うAfrican American代表みたいになってしまったが、今回もAmericaの抱える政治、人種などの問題に一層鋭くストレートに切り込み、Lyricistぶりを発揮している。前作同様、やや豪華なProducer, Guest陣によって、Trackは今っぽく仕上がっているが、迫力の増したNasのRapがのって来ると重厚さを帯びてくる。Nasの意識の中にある切迫感が押し寄せてくるようなアルバムだ。
Al Green / Lay It Down
[Al Green / Lay It Down] lue NoteにおけるAl Greenの3作目。1960年代のデビュー以降コンスタントにアルバムをリリースしてきた人だが21世紀を迎えても、その制作意欲は衰えていない。今アルバムの特色は、なんといってもProducerとして全面的にJames Poyserと?uestloveが起用されていること。(もちろんMusicianとしても。) フィリー・サウンドやコンテンポラリーなものを持ち込んで来るという予想を裏切って、生音+ホーン+ストリングスによって70年代のハイ・サウンドが見事に再現されている。3人のVocal Guestの人選もベストで、作品の雰囲気にマッチしている。R&Bファンとしてはこういうアルバムを聴いているときが至福のときです。
Lil wayne / Tha Carter III
[Lil Wayne / Tha Carter III] Lil Wayneの3年ぶり6作目。大物感漂う今日この頃だが、実はまだまだ25歳である。見た目は日に日に悪っぽくなり、貫禄も増すばかりだが、Rapのスキルもトップレベルへと向かっている。ご存知のように圧倒的な数のMix Tapeの製作と客演によるものだろう。ProducerやGuestにUS全土から大物を呼べるようになったからか、サウスっぽさはほとんど影を潜め、全国区向けアルバムに仕上がっていて、大ヒットにもつながたようだ。サウンドもバラエティさが増して充実してきたが、なんと言っても主役はWayneのゆるいRapだ。
Usher / Here I Stand
[Usher / Here I Stand] Usherの5作目。メガヒットとなった前作"Confession"より4年を経て、満を持してのリリースである。旬なProducerや大物Producerを自在に起用し、今回もQualityの高いアルバムを送り出してきた。サウンド的にも新しく、キャッチーな曲が並ぶ前半にくらべ、中盤以降はしっとりした曲中心に構成し、Usherが"唄える"ことを証明していて、4年間の成長を聴き取ることができる。MichaelやPrince, Stevew Wonderっぽい曲もあり、またTrackのほうも80年代からの影響が感じられ、この辺も時代の流れをうまく読んでると思う。
Algebra / Purpose
[Algebra / Purpose] 新人Female R&B Vocal, Albegraのデビュー作。日本語にすると"代数"という変わったアーティスト名だが本名とのこと。Song WritingにProduceもこなすところが、今時のR&B Vocalistらしい。Kidar Massenburgのバックアップを受けていることもあって、大雑把に言うとオーガニック・ソウル系ということになろうか。静謐で都会的なスローに抑制の効いてこちらも都会的なAlgebraの声の組み合わせは絶妙だ。数曲あるリズミカルなミディアムでも印象は変わらない。アルバム全体としてはフィリー系からHip-Hopまで飲み込んで、うまく幅を持たせてると思う。
Lyfe Jennings / Lyfe Change
[Lyfe Jennings / Lyfe Change] Lyfe Jenningsの2年ぶり3作目。地味な部類にはいる人だと思うが、コンスタントにアルバムリリースできているのは喜ばしいことだ。USにも本物のわかる人たちがいるということであろう。2児の父となり私生活が充実しているせいか、穏やかなイメージを受ける曲が増えた気がして、そこが"Lyfe Change"なところか。前作までは1曲毎に入っていた解説的モノローグが無くなったのも変化である。もちろん硬派なソウルであるところは一貫しているし、自作自演でSelf Produce中心なのは変わっていない。一曲一曲に心が入ってるし、質の高いアルバムといえる。
Bun-B / II Trill
[Bun-B / II Trill] 約2年半ぶりとなるBun Bのセカンドソロ作。UGKとしての昨年の傑作からは1年もたっていないが、続作としての位置づけもあるそうだ。そのUGKでの相棒Pimp Cが亡くなる前には大分出来上がっていたそうだが、やはりアルバム全体を物悲しい雰囲気を包んでいるように思ってしまう。Bun Bの一本筋の通ったRapとサウスの大物中心のGuestのコラボが聴き所であるところは前作と同様だが、荘厳で哀愁感の漂うTrackが多いところが、2作目の特徴と言えそうだ。
Erykah Badu / New Amerykah Part One (4th World War)
[Erykah Badu / New Amerykah Part One (4th World War)] Eryka Baduの4年振りの作品。Part1ということで近々Paart2もリリースされるらしい。TitleやCDジャケットなどいつになくインパクトが強く攻撃的であり、@ののりのよいファンクチューンとマッチしている。その後はいつものErykahワールド。Producer陣がほぼ一新され、Sa-Ra Creative Partnersの面々がその中心となっているところなどは時流を押さえているようで意外な気もした。結果、静謐で呪術的で神秘的な特徴が強調されたように思える。あっさりしているようで実は凝ったつくりの濃密な作品。
The Roots / Rising Down
[The Roots / Rising Down] Rootsの2年ぶりのアルバム。シリアスでコンシャスなLyricをライブなバンドサウンドにのせるスタイルは一層研ぎ澄まされたようだ。新機軸を目指した時期もあったが、ここ3作ほどで徐々に原点回帰してきている気がする。特に?uestloveによるドラムが目立っていて、サウンドを決定付けているように感じる。逆にTrackに派手さは無く、そのぶん単調になりそうなところを、ソウルは当然として、ロック、フォーク調の曲などの多様さで救っている。
Raheem Devaughn / Love Behind The Melody
[Raheem devaughn / Love Behind The Melody] Raheem Devaughnのデビュー2作目。3年ぶりではあるが、ここまでは順調にアーティスト活動を続けたこれたようだ。一言で言うとMavine Gayeを彷彿させるDeepなR&Bアルバムで、スロー中心の構成だ。Trackのほうもほぼオーソドックスである。夜にあったメローな曲が並ぶが、美メロやさわやかな感じの曲もも少なくない。艶と伸びのあるRaheemの歌声は青臭くなく、油ののった大人のシンガーであることを印象付けている。歌詞もSensualなものが多くて、脈々と続く王道R&Bの世界である。
Flo Rida / Mail On Sunday
[Flo Rida / Mail On Sunday] 新たなHip-Hop拠点として波に乗るFlorida勢より、新星の登場である。州名そのままのArtist名を名乗るところなど、かなりベタな感じだが、キャラに由来する"FlowのRider"とのダブルミーニングでもある。全米10週連続1位となったDが何しろ有名だが、他の曲も調子づいた乗りの良い曲が多い。また、Flo Ridaの歌うようなFlowを活かしたソウルフルなスロー曲も捨てがたい。著名なGuest陣にも押されず、芯がぶれてない所は最初から十分な実力を持つことの証のように思える。
Estelle / Shine
[Estelle / Shine] UKの女性シンガー(RapやSong Writingもこなす) Estelleの4年ぶりのデビュー2作目。現在はNYに移住しているらしい。John LegendがExecutive Producerを担当し、GuestやBackground Voとして曲作りにも参加していて、それらしい曲も数曲あったりする。Johnが立ち上げたHome Schoolレーベルの初アルバムでもある。Soul, Rap, Reggaeをメイン要素とした手作り感たっぷりの印象であり、それでいてUKの都会的センスも忘れていない。Estelleのなめらかなシーツ声もTrackとマッチしている。のりがよく明るい曲が多いので聞いていて気持ちが良いアルバムだ。
Rick Ross / Trilla
[Rick Ross / Trilla] またしても全米No1となったRick Rossの2作目。その後のFlorida勢の好調さそのまま、前作から約1年半という短いインターバルでのリリースである。全体的な印象も前作の延長上にあるが、とにかく野太い声と堂々としたフローのせいか、凄みが増したようだ。迫力のあるTrackが多く、単調になってしまいそうなところもあるが、豪華ゲスト陣によるVocalやサウンド面での魅力もあって、最後まで一気に聴けてしまう。とにかく大物感漂うアルバムである。
Snoop Dogg / Ego Trippin
[Snoop Dogg / Ego Trippin] Snoop Doggの2年ぶりのアルバム。SnoopにTeddy RileyとDJ Quikを加えたQDT Muzicという名のUnitによる総合監修となり、DJ QuikがMixを担当している。ファンク+ゆるいRapというSnoopサウンドの基盤にソウルネスやメローさを加えたTrack群はどれも秀逸で、耳に馴染みやすい。Princeへのオマージュ曲やもろカントリーもあったりして、バラエティにも富んでいるのだが、なんといってもSnoopがいつになく唄っているのが特徴的で、R&Bアルバムといってもいいくらいだ。
 
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